一般社団法人
次世代コモンズ創造機構

かつて日本の村落や河川、沿岸地域で一般的に見られた草原、森林、牧草地や漁場などの資源の共同利用地は、私有財や公共財と対比され、共有財という概念で「コモンズ」(Commons)と呼ばれています。人々は、このコモンズを持続可能な形で利用・管理・維持するためのルールや組織を設け、豊かな地域社会を作り上げてきました。また、人々はコモンズ運営への参画を通して地域に仲間を持ち、四季の変化に適応し楽しみながら、知識と経験を地域の共有財産として伝承してきました。

コモンズの考え方は商店街や住宅街でも応用され、それぞれのコミュニティにて充実した日常生活や、活力ある地域社会を実現しました。一方で、日本が高度経済成長を経て先進国となる過程で、経済社会構造や人々の価値観が変化した結果、現在では、都市への人口集中と地方の過疎化、少子高齢化、経済格差などの現象が拡大しています。

一般社団法人次世代コモンズ創造機構は、このような社会課題や、同じく深刻化する環境問題の解決に向け、コモンズが有していた機能や先人の叡智に改めて注目し、多様なプレイヤーの方々と共に、地域の将来を担う人材の活躍の場を作りながら、未来を拓く活動に取り組んでいきたいと考えています。

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